2010年5月16日日曜日

芦屋川 旧安部邸

久しぶりに芦屋川を訪れました。
かつてはこの静寂な佇まいに、洋館がずらりと建ち並んでいたに違いないのですが、残念ながら今はすっかり様変わりしています。

それなりにどの建物も立派ではあるのですが、奇をてらった、少し風変わりな邸宅が目立ち、スケッチしたくなるような面白い建物は、ほとんどありません。
そんな中で唯一と言っていいほど、昔の雰囲気をとどめているのがこの旧安部邸です。

海に向かって開かれたバルコニーはもちろん庶民の憧れですが、背後に六甲山、目の前に芦屋川という環境はまさに「上流階級」の証明です。
現在はかなり痛みが激しいものの、某企業の保養施設として使われているようです。

貴重な「芦屋」文化の継承者として、これからも生き続けてほしいものです。