2013年10月13日日曜日

コロッセオ

今日がローマ滞在最後の日。
夕刻にはフィレンツェ行きの列車に乗らねばなりません。
またまた急ぎ足の旅の始まりです。

最初のスケッチはあまりに有名なコロッセオ。
その存在感。見る人を圧倒するフォルム。
精密に組み上げられた巨大な石の塊。
柱にも壁にもあちこちに削ぎとられたような窪みが残っています。
降り注ぐ雨が石を溶かしたのか、闘う人が破壊したのか、いずれにしても、2000年の時が刻まれた証拠にちがいありません。

気分よく描き終え、フォロ・ロマーノで次のスケッチをしようとしたとき、気がつきました。
ペンケースが無い!
真っ青になり、必死に探すも、無駄な努力でした。
どうする・・・・さんざん悩んだ末、今日は観光のみと決心。
かくしてローマ3日目の成果はこの一枚のみとなってしまいました。
残念。

さて市の中心部に戻って、列車を待つ間、明日使うペンをあちこち探し求めましたが、店頭に並ぶのは事務用、お土産用のおしゃれな水性のペンばかり。欲しいペンはとうとう手に入りませんでした。
日本ではどこにでもある、スケッチ用の油性サインペンがこんなに貴重品だったとは・・・・。

悩んでもしょうがない。明日考えよう。
こんな時でも楽天的に考えられるのが僕のよいところです。
結末はまた来週に。