2014年10月5日日曜日

ウィーンからプラハへ その2

さて海外で財布をおとしたらどうするか。
当然、その時せっかく買った友人へのお土産の代金は払えず、全部レジカウンターで返却。
呆然自失で店を出て、途方に暮れる・・・。
見知らぬ土地の夜がさらに不安感をあおります。

が、「しょせん過ぎたこと」とまずは気分を切り替えます。
ガイドブックに困った時のアドバイスがあったことを思い出し、早速チェック。
なになに、クレジットカード会社にTEL、警察に届出、でも財布はもどらない・・・。
なるほど。でもメモしているクレジット会社の電話番号はなぜかつながらず、回りに警察はない。
とりあえずこの場で出来ることは無しと判断し、ホテルに戻ることに。
しかしせっかく買った地下鉄のフリー切符も、ホテルの部屋のカードキーも財布と一緒に無くしていることに気づきます。
その後の苦労は皆さんのご想像にお任せするとして、何とか夜遅く部屋にたどり着き、クレジット会社、銀行あらゆるカード類をストップさせることに成功。パスポート、iPAD、iPHONEをなくしていなかったのが不幸中の幸いでした。

次にサラリーマンの習性で現状の分析。
まず落とした現金の損害はそれほどでも無し・・・あきらめよう。
幸い日本円で2万円ホテルの部屋に残してあったのでそれだけは無事。このお金で残りの6日間何とか生活しようと決意。
さらに幸い、スケッチ中の非常食にとチョコレートと日本食(?)が恋しくなったときのためのカップ麺を日本から持参しており、これでいくらかは食費の助けになりそうと判断。
さらに、プラハへの移動列車代金、予約したコンサート代金は事前に日本で支払い済みと気づき、「僕はついている!」と無理やり納得し、その晩はチョコレート2粒の夕食で就寝。

さて翌朝。
インターネットで両替できる銀行を探し、朝8時半にユーロをゲット。
日本より営業時間が早い、と運のよさに感謝し(?)早速行動開始。
本当はこの日は世界遺産でもある「美しき青きドナウ」のバッハウ渓谷へ行くつもりでしたが、特急料金が払えないので、急遽行き先をフリー切符で行けるウィーン郊外のクロスターノイブルク修道院に変更。
実はこの修道院はワインつくりで有名。中世そのままの内部も見学でき、レストランでワインも飲めます。
せっかく来たのだからと乏しい予算から「生ビール」と「ワイン」を注文。のどかな村でのひと時を堪能しました。

木陰でゆったりとこの修道院をスケッチ。
青い空と白い雲。二つの塔はそれほど高くありません。
でも周りに広がるのは畑と民家とウィーンの森ばかり。村のシンボルには十分すぎます。

結局、この日の朝食はなし。昼食はさっき飲んだワインとこの時スケッチしながら、かじったチョコレートだけ。
それで10Kmくらいは歩いている・・・われながら自分のエネルギーに驚きます・・・見事!