2017年2月27日月曜日

チャイナドレスの人物を描く


 このブログに登場するモデルさんはいずれもモデルクラブに所属するプロの人達です。でも実はモデル代は衣装によって違うのです。お任せの普段着は安く、民族衣装は高いという具合に。(当然ヌードは一番高いのですが)。そして数ある民族衣装の中でも人気が高いのがチャイナドレスだとか。当然プロの画家達も好んで描いています。有名な絵はやはり安井曾太郎の「金蓉」でしょうか。
  というわけで今回はチャイナドレスの人物に挑戦です。この日、2時間の枠(モデルさんの休憩時間を除くと実質は80分)の中で、如何にチャイナドレスならではの女性らしい体の線を忠実に捉えるかが勝負です。手にするのは鉛筆と練りゴムだけ。
  まずHBの鉛筆で大まかにデッサンをします。線ではなく面を表現します。いくつもの曲面を薄い鉛筆の線で塗りつぶす感じで描いて行きます。濃い部分はより濃い鉛筆を使うか線の本数を増やします。そして明るいところを練りゴムで削ぎ落とす。基本的には80分間この作業の繰り返し。さらに全体から細部へ、細かく細かく・・・。最後に一番暗い部分に4Bの鉛筆で影を入れます。そして完成!。終了のタイマーが鳴り、あっという間に80分が過ぎました。集中し過ぎたせいか頭はぼーっとし、眼はかすんで・・・でも出来映えはまあまあ。
 次はチャイナドレスの人物、その魅力を引き出す工夫を・・・と言いたいところですが、とても 疲れたので本日はここまで。この続きはまた次回に。