2017年3月12日日曜日

チャイナドレスの人物を描く その2


 前回アトリエで作成した鉛筆のデッサンを見ていただきました。いつもならすぐに水彩で着色をするのですが、今回はせっかくのチャイナドレス。この際背景も思いっきりチャイナらしく・・・とインターネットで(著作権の問題にならぬ範囲で)題材を探し、アレンジして、画面を再構成したのが今日の作品です。
 注意しなくてはいけないのは、目線レベルを合わせること。つまり僕が絵を描いている時の水平線と背景の画像の水平線がほぼ同じ位置に来るようにすることです。ただし実際に探してみると良くわかるのですが、今日の絵のように水平線が画面の上方ぎりぎりに設定してある構図の背景画像は少ないと思います。そのあたりは組み合わせのテクニックが必要です。皆さんも研究してみてください。
 ついでに人物も前回と比べるとちょっと修正しているのがわかりますか。ひとつは足先が画面からはみ出していたので、ちょっとつま先を曲げてもらい、画面に収まるようにしました。もうひとつはきりりとした顔の表情。前回はわざとぼかし気味に描いていたのですが、バックをここまで描きこむと、表情もはっきりと描かないとバランスが取れなくなったからです。
 これでやっと下書き完成です。次回はいよいよ着色です。