2013年12月29日日曜日

興福寺と猿沢の池

興福寺の五重塔。
間近に見ると50メートルを超えるその構造物に圧倒されます。
でも猿沢の池から見るとイメージはがらりと変わります。
土台部分は木々の緑で隠されて、程よく反り上がる軽やかな屋根だけが宙に浮かんでいるようです。
まさに優美。
だから、観光用の絵葉書もほとんどがこのアングル・・・選ばれるにはそれだけの理由があるようです。

2013年12月22日日曜日

東大寺法華堂(三月堂)


広大な東大寺境内。
歩いていておやっと思ったのがこの建物。小さな建物なのに右と左で屋根の形が違っています。
説明を読むと、これが有名な法華堂(三月堂)。国宝です。

中学生のころ、期末試験前に東大寺法華堂と言えば、「日光月光菩薩」、「不空羂索観世音像」と暗記した覚えがあります。
ですが建物を意識したのはこの日が始めて。
屋根の形が変わっているのは、左側が奈良時代建立で「正堂」、右側が鎌倉時代で「礼堂」と、機能も時代も違うからのようです。

左側の正堂に並ぶはずの前述の像。
残念ながら今は東大寺ミュージアムに移されてこのお堂にはありません。

2013年12月15日日曜日

東大寺 二月堂


久しぶりの日本のスケッチです。
東大寺二月堂・・・有名なお水取りが旧暦二月にあるのでこの名がついたそうです。
観光パンフレットには前庭から見上げる迫力ある写真が多いのですが、西側の路地から見る姿もなかなか魅力的。

ここでふと気がつきました。
フィレンツェの尖塔と路地を描くにはスケッチブックはどう考えても縦使い。
でも横に広がる大屋根と低い路地塀のバランスを表現するには横使いがふさわしい。

イタリアと日本・・・街の構図も違うようです。