2007年7月28日土曜日

子供

1986年。(多分年末?)
僕の子供も大きくなり、「友人の子供」
(2007.3.31のブログを参照してください)と同じくら い成長しました。







生まれて1年くらいの子供は本当によく動きます。一分間もじっとしていません。絵に色を塗るなんてとんでもなくて、やっとの思いで、この2枚を描きました。

描いていて思うのは、「子供」はやはり「かわいい」ということです。我が子だからという意味ではなく、手や足のプロポーション、顔の中の目や口の愛らしさなど、生き物すべてに共通するような気がします。



















さてさて、どのようにこの子は育つのでしょうか。

2007年7月22日日曜日

八幡神社

2007年7月16日。まだ梅雨は明けていません。
今日は自宅近くの八幡(やはた)神社にやって来ました。 地元では有名で、僕の厄除けも、当然ここでしてもらっています。

建物は国宝でも、重要文化財でもなく、ただ古いだけの平凡な神社です。
でも門や土塀、うっそうと茂る樹齢何百年になる樹々、水盤の岩にこびり付いた苔などが、この神社の歴史を感じさせてくれます。

こんな「身近にあるありふれた風景」の面白さを、描き続けたいと思っています。

2007年7月15日日曜日

真夏のシドニー

1991年真夏のシドニーです。
そしてこれは、ご存知、「オペラハウス」。「現代建築は描く気がしない」と言った私も、この建物の美しさには圧倒されました。

青い空と緑色の海にぽっかりと白い屋根が浮かぶ姿は、まるでヨットのようです。
優美な曲線がいくつも重なってできる貝殻のような屋根は、真夏の強烈な太陽の光を反射して、まばゆいばかりです。

拙い英語を駆使し(?)、チケット買って、早速中に入りました。
上演していたのは、なんと「サンタのクリスマスコンサート」
オーストラリアのクリスマスは真夏でした。

2007年7月4日水曜日

西表島

就職を間近に控えた、1981年3月初旬、友人と沖縄に出かけました。
社会人になったら自由な時間がなくなるという脅迫観念から、なるべく遠くへ旅行しようと思い、ここ西表島までやってきました。
当時「日本最後の秘境」と呼ばれていたせいか、ハブ対マングースの決闘を見せられたり、「ハブが多いので決して藪に近づいてはいけません」というガイドの忠告を耳にしたりすると、徐々に「秘境」の雰囲気に浸り、それなりに緊張して、歩いた事を覚えています。

この絵は確か、船着場の近くだったと思います。
原生林の合間を流れる川の豪快な水しぶきに魅かれてスケッチをしました。
熱帯雨林特有の、水蒸気が漂う、蒸し暑い空気が今でも忘れられません。

しかし、この絵が僕にとって印象深いのは、西表島の「秘境度」ではありません。
学生時代の終わりを象徴する思い出深いスケッチだからです。
「あり余る時間を好きに使う自由」・・・これが「学生時代」そのものだった気がします。

2007年7月1日日曜日

歳時記


梅雨のすきまを狙って、スケッチに出かけました。場所は神戸森林公園です。

本当は紫陽花が狙いだったのですが、まだほとんど咲いておらず、何を描こうかとうろついていて、この風景に出会いました。
もはや夏の陽射しに、池の睡蓮が涼しげに咲いています。
木陰がとても快適でした。
紫陽花やこの睡蓮など、今の季節、僕らが魅かれるのは「涼しげ」という感覚なのでしょう。
この森林公園のパンフレットによると、今日(6/20)はコブシ、ツツジ、サツキ、ハナミズキ、カキツバタなどいわゆる春の花がすべて散り、6月末の紫陽花の全盛期を待つ狭間になっています。
まさにその通り。自然の時計は正確です!
地球環境の大切さはこんな「歳時記」を守ることかもしれません。