神戸市の西端、明石市の北10キロあたりに、少し前から開発された「西神ニュータウン」という新興住宅地があります。
三宮からそこへ行く市営地下鉄に乗り、「西神南」と言う駅で降り、いかにも新興住宅街らしい整備された大きな公園を抜け、深い竹藪に入り歩くこと20分。
突然視界が開け、この如意寺が現れます。
この三重の塔は室町時代初期の建立、重要文化財です。
モノトーンの寺院と手前の紅葉の対比が鮮やかでした。
しかし道路も、鉄道もろくに無いこの時代、よくこんなところにこんな凝った建物を創ったのものです。
京都や奈良と違い、周りには教えを説く民もおらず、食料の確保さえままならなかったに違いありません。
信仰心の乏しい僕にとってはまさに驚きですが、こんな田舎にあったおかげで戦時下でも焼けず生き残ることが出来たのかもしれません。
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