京都大原、三千院を訪れました。
有名なのは本堂。たびたび観光ポスターにも使われているようですが、個人的には特に惹かれるものはありませんでした。
でも庭園の雰囲気はすばらしく、せっかくき来たのだから・・・と木立の茂る参道を歩き回り、どこか絵になるところはないかと探した末、見つけたのがこれ。
木と木の間からちょうど山門が顔を見せてくれる絶妙のポイントです。
空はほとんど葉で覆われて、その隙間からわずかな明かりがこぼれるのみ。
そして地上に届くわずかな光を一面の苔が集めてくれるのでしょうか。
本当は薄暗いはずなのに、なぜか空気がぼんやりと黄緑色に光っているのです。
この不思議な空間の魅力、いつかじっくりと描いてみたいものです。