今から40年前。
今日と同じように暑~い夏。そして僕の青春真っ盛りのころ。
名古屋で大学生をしていた僕にとって、夏の大イベントは美術部の合宿でした。
アルバイトで稼いだお金を、ちょっとリッチに使ってスケッチ旅行をしたものです。
とは言っても、憧れの京都や奈良は、予算不足。
かくして毎年、本来は冬のスキー客を当てにした民宿を格安で夏に借りるという、軟弱な美術部員が差配するツア-のおかげで、学生達が若くて熱い、そしてかなり軽薄な美術談義を避暑地で交わすことができたのです。
さてこの「車山」。有名な霧が峰の最高峰で標高1925mあります。
当時はそんなこともほとんど興味がなく、仲間に誘われるままに頂上へ上りました。
そしたら、
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それまで「山」と言えば標高338mの岐阜の金華山しか知らなかった純真な僕にとってはまさに未知の風景でした。