2007年5月19日土曜日

商船三井ビルディング


今日は、有名な旧居留地「商船神戸三井ビルディング」(設計:渡辺節)をスケッチしました(2007.5.19)

ご覧のように凝った建物で、スケッチするのにはちょっと覚悟がいります。
でも、寸法やプロポーションが実に微妙で、石やタイルなど材料の使い方も自然で気持ちのよい建物です。
描いていて、いつの間にかその魅力に惹き込まれていました。
観光客に人気があるのも、もっともです。

それに比べ、僕たちが設計している「現代建築」は、残念ながら今のところ、文化的価値においてこの三井ビルのような歴史的建築物に勝てないと思っています。

「何故だ・・・」というような難しい議論はさておき、日曜画家達(僕もその一人です)が、現代建築は見向きもせず、この旧居留地や異人館通り ばかりをスケッチしているのがその良い証拠です。

自戒の念をこめて・・・・・設計者は「絵を描きたくなるような建物を設計すべし!」

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