2008年2月10日日曜日

松江城その2


松江城の横をすり抜けて細い通路を抜けると、天守閣の裏手に出ます。


当時はきっとこのあたりにも、建物が建っていたに違いありません。
しかし今は雑草が生い茂り、石垣も雑木林に隠れ、人気(ひとけ)がなく、ひっそりとしています。
うっかりすると、うらぶれた山村にいるような錯覚を覚えますが、木々の間からのぞくがっしりした天守の屋根が城下の一角であったことを教えてくれます。


松江城の正面が「武士の夢」なら、この裏手の風景は「夢のあと」と言えるのかもしれません。

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