2010年1月10日日曜日

兵庫県公館再び

「似ている」とは同時に(暗に)両者の優劣をつけることでもあります。
「京都府庁舎」と「兵庫県公館」・・・気になって再び「兵庫県公館」を訪れました。
正面に大屋根がかかった玄関棟があり両翼に端正な窓がリズミカルに並ぶ構成はまったく同じですが、前者は正面にネオ「ルネサンス」の証であるギリシャ神殿風の破風と円柱がありますが、後者は連続アーチのみ。
前者の壁はやけに新しいアイボリーに塗られて、ちょっと不自然ですが、後者は落ち着いた石の肌色に統一されてなじんでいます。
ディテールも後者のほうが彫りが深くどっしりとした感じがあります。
と言うわけで、この勝負は「兵庫県公館の勝ち!」
・・・これで僕も「神戸っ子」の称号がもらえるかもしれません。

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