先週に引き続き神戸の街を歩きます。
中華街の長安門を南へ、海岸通りに出たら東へ5分ほどの距離にこの「海岸ビル」があります。
設計者は以前このブログでも取り上げた「海岸ビルヂング」と同じ河合浩蔵です。
いわゆる「ギリシャ」や「ゴシック」様式の真似ではなく、作者のオリジナルな、センスの良い装飾が僕は気に入っています。
若干の肌寒さを感じつつ、さっそくスケッチを開始。
でも予想以上に多い装飾と繊細なプロポーションに気をとられ、大苦戦・・・。
それでも何とか描き上げ、気がつくと2時間半が経過していました。
さて、完成した絵をご覧ください。
建物の上になにやら黒い影が・・・。
そう、実はこのビルの上には高層オフィスビルが乗っています。つまり昔のビルの正面デザインを残して建て替えられたのです。
この方法が良かったのか、悪かったのかわかりません。
ただこの寒い中、僕のように2時間半もこの建物をじっと見つめる人がいたという事実は、まだまだこのビルが魅力的だという証(あかし)にちがいありません。
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