2010年6月6日日曜日

法隆寺

国宝「法隆寺」。
回廊の内に、塔と金堂を並列配置するという、左右対称をわざと崩した日本独自の配置が特筆に価すると学生時代に習った気がします。

田園風景の中に塔と金堂が並ぶその構図を求め、歩き回りましたが、今は人里の中、残念ながら願いはかないませんでした。
しかし、裏山の小道を歩くと、木々の間からほんの一瞬、五重塔を垣間見ることができます。
そこにある人工物は土塀と瓦、お寺の黒っぽい軸組みと白い漆喰壁のみ。
豊かな緑とモノトーンの構成は都会のノイズに鳴らされた僕らの眼にはとても新鮮です。
難しい解説は無くとも、感じることができます。
・・・まさに国宝と。

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