2010年7月25日日曜日

鞍馬寺

鞍馬寺に来ました。
そう、その昔源義経が幼少の頃修行したと言われているお寺です。

山門をくぐり、5分ほど歩くとこの由岐神社拝殿の正面に出ます。
この建物自身も重要文化財だけあって、見ごたえがありますが、何よりも目を惹くのはまるで屋根から天までとどくかのように聳え立つ巨大な杉の木です。

現代の僕達が見ても、昼なお薄暗い森林から現れるこの光景に神秘的なものを感じてしまいます。
まして平安の人々にとって「天狗たちと義経が飛び回っている」この場所は、まさに畏れそのものだったに違いありません。

2010年7月18日日曜日

紫陽花

あじさいは神戸市の花。
青紫と赤紫のグラデーションは上品かつ個性的という意味で神戸っ子の自慢の種でもあります。
先週の絶景は実は紫陽花を描きに来て偶然お目にかかったものです。
本当の狙いはこちら・・・摩耶山頂の自然観察園に群生する紫陽花です。

森が発散する湿った空気はひんやりと肌を冷やしてくれます。木々の間から差し込む光線は花びらの紫色を鮮やかに眼に映します。
うっとおしい梅雨の唯一の清涼剤です。

ただ気になることがひとつ。
以前見た時よりも随分花が小さくなったような気がします。
色も単調であの上品なグラデーションの美しさは感じられません。
ここにも地球温暖化の影響が・・・と気にしてしまうのは僕だけでしょうか。

2010年7月11日日曜日

梅雨の空

神戸の海をつつみこむ梅雨の空・・・偶然、そんな絶景を捉えました。
画面中央の小さな橋はパールブリッジ(明石海峡大橋)。
橋の向こうにあるのは当然淡路島。そして左に和歌山、右に四国の山々、橋の手前にあるのはジェームズ山でしょうか。
ずらりと並ぶ神戸の千両役者を見るだけでいつもなら十分感動的なのですが、今日は低く垂れ込めた暗雲が舞台を盛り上げます。
灰色の雲は何層にもなって、果てしなく続くように見えます。
でも水平線にはかすかにオレンジ色の大気が光って、間もなく晴れることを予感させます。
そしてたぶんこの梅雨ももう終わり・・・早く夏になれ!

2010年7月4日日曜日

F嬢

今日のモデルさんはとてもスリム。
一緒に絵を描いている周りのおば様たちも「細いわねー」と思わずため息を漏らしていたほど。
わざとらしいポーズをとらず、まっすぐ前を見つめ、指を柔らかく膝にのせる・・・・それだけで十分に絵になりました。