以前、「北浜レトロビル」という明治から現代までビルの谷間で生き抜いた小さなつわもの建築を紹介しました。
ここ淀屋橋にも、今なお、自己主張する小さな古い建物があります。 その名も「アンティカ(古い)・オステリア(食堂)」。
北浜レトロビルは小さいながら格式ある様式を誇っていますが、こちらはなんとなく風変わり。
それもそのはず、建設当初の用途は中央のアーチ下に消防車を納める消防署だったのです。
どことなく窮屈な感じがするのは、そのためでしようか。
しかし、たかが消防署にここまでデザインする、そのこだわりに同じ建築を志す者として共感を覚えます。
この大正時代の熱き建築家の名前は・・・・残念ながら「不明」です。
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