2011年3月13日日曜日

宇治上神社

厳しかった寒さもやっとやわらいできたようです。2月にしては、暖かかったこの日、久しぶりに京都方面に出かけました。

宇治にある世界遺産としては平等院が有名ですが、この宇治上神社も規模は小さいながら世界遺産で国宝です。
そう聞くと、さぞかし荘厳な建物だろうと想像してしまいますが、意外に小ぶりで親しみやすい神社です。
 桧皮葺の屋根や、跳ね上げ式の蔀戸(しとみど)、舞良戸(まいらど・・・横桟の引戸)など住宅風の建具が使われているせいかもしれません。

そうは言っても、さすが世界遺産の神社。
その背景に柔らかな冬の光に輝く御神木の姿を重ねると、のどかだった景色はたちまち非日常的な宗教空間に変わります。
そう、素朴な信仰心に凝った仕掛けは必要ないのです。

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