中国風のデザインは「総門」だけではありません。三門、天王殿、回廊と進むに連れそこかしこに風変わりな文様と建物が現れます。
回廊に面して建つこの「鐘楼」もそのひとつ。跳ね上がる様な屋根の反りと威圧的なプロポーション。軒下の垂木は放射状に配置された典型的な「扇垂木」で、「平行垂木」の和様とはまったく異なります。
こんな異彩を放つお堂が16棟も重要文化財として登録されているにもかかわらず、境内は人影まばらで、静寂そのもの・・・一瞬、時間が止まったかのような感覚さえ覚えます。
騒がしい観光情報に満ちた京のガイドブックに飽き足りないあなたへ。
この静かな「異国の香り」を是非感じてみてください。
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