2012年8月26日日曜日

白いセーターの婦人


暑い夏が続きます。
という訳でしばらく屋外スケッチはお休みです。
当分の間、昔描いた人物画をご覧ください。

この絵は30年ほど前に描きました。
モデルの女性は大柄で、明るく、ほがらかで
・・・何より白い服がよく似合う女性でした。

2012年8月19日日曜日

鴨川と先斗町歌舞練場


京都三条大橋の南側に奇妙な建物があります。
ベージュ色のスクラッチタイルと飾りのついた窓が特徴です。
竣工は昭和2年、設計者は先週触れた「弥栄会館」と同じ木村得三郎。
当時、フランクロイドライト風ということで賞賛されたとか。

玄関は川の反対側にあります。
この日は、残念ながら内部は入れませんでしたが、鴨川をどりなど伝統芸能が行われるコンサートホールらしくクラシカルなインテリアがガラス越しに見えました。

この歌舞練場はコンクリート造ですが、隣に連なる先斗町の町並みはご覧の通りほとんど木造。
道も狭く、建築的にも危なっかしそうな建物ばかり。
僕のような余所者にはこの対比はちょっと異様な風景に見えます。

しかしそこはやはり京都。
川辺を散歩する人には
「鴨の流れに映る、いつもの風景」に過ぎないのかもしれません。

2012年8月12日日曜日

祇園

八坂の塔をスケッチした同じ日、祇園を訪れました。

有名なのはもちろん花見小路。
いつ行っても人がいっぱいなのはご存知の通り。
もちろん天邪鬼の僕がそんなところでスケッチする
はずがありません。

ここは花見小路を2本ほど東へ入ったところ。
人も少なく落ち着いたいい感じの路地です。
突き当たりの向こうにある風変わりな建物は「弥栄会館」。
昭和11年にできたこれまた有名な建物です。

どこを歩いてもそれなりに町の風情がある・・・。
それが京都の魅力です。

2012年8月5日日曜日

八坂塔


室生寺のように森に囲まれた五重塔もあれば、
街中で存在感を示す塔もあります。

こちらはご存知、「八坂の塔」。
「京都○○殺人事件」などというTVドラマでは、犯人は必ず、八坂通りから見上げた塔を背景に不敵に微笑むのだそうです。
同じアングルで描くのも芸が無いと思い、あちこちと面白い構図が無いか探し回った末、発見したのがこれ。

五重塔の横に小さく京都タワーが見えます。新旧の京都のシンボルが隣り合う貴重な構図です。
この秘密のスポットは高台寺の駐車場の階段途中にあります。
あなたも是非訪れてみてください。