京都伏見にある「聖母女学院」。
旧陸軍の兵舎として使われていただけあり、人を簡単には寄せ付けない威厳があります。
加えて、正面にはいかにも警備が厳しそうな鉄の門と警備室。
断られるのを覚悟で、「スケッチをするだけなので入ってもいいですか?」とお願いすると、意外にも簡単にO.Kが出て、しかも建物のパンフレットまでくれました。
中を見るとこの建物の100年の歴史やら、イオニア式石柱、レンガの積み方など様式の解説まで記されています。
最近はライトアップに取り組み、2010年6月にはなんと「北米照明学会賞」を受賞しています。(この賞を取るのは相当むつかしい!)
どうやら、この建物を学校と地域のシンボルとして育てていこうとしているようです。
警備員さんが親切だったのも、建物を愛する人に寛大な学校の方針だったというわけです。