アメリカの首都、ワシントンDC。
首都のためにデザインされたまったく人工的な都市。
この街のデザインは、個人的な感覚でいうと、住宅もビルもすべてが少しずつ物まね、寄せ集めのデザインに見えて、あまり好きではありません。
変なプロポーションの柱、変な勾配の破風、妙にひらぺったい壁の装飾・・・。
そんななかでお勧めは先週取り上げたジョージ・ワシントン大学(もっともあの一棟だけですが・・・)とこのスミソニアン協会。
赤い砂岩の彫の深い建物で、全体的にはゴシック風なのに、屋根や塔はバラエティに富んでおり、そのバランスが絶妙でなかなか味のある建物です。
ちなみに、この周辺の美術館、博物館はすべて無料なのは、この協会が政府の出資金を管理しているからだとか。そのあたりはさすがアメリカの首都ですね。