2007年10月28日日曜日

風見鶏の家















2007.10.14
神戸では北を上(山側)、南を下(海側)と言います。
神戸の「異人館」が、そこらの洋館(?)と違うのは「上」にあって坂道を登ってゆくと異人館の顔がさまざまに変化するからです。
これは有名な「風見鶏の家」ですが、この角度の絵は「通(つう)」で無いと描けません。
実は隣の「北野天満宮」の参道をさらに登り、境内の釣鐘を横ににらみながら描いたものです。
うろこ雲とさわやかな風。眺望も抜群、皆さんも秋の神戸を味わってみてください。

2007年10月20日土曜日

今日のモデルは・・・

今日は絵の雰囲気がちょっと違うのにお気づきでしょうか?
いつもモデル探しに苦労する僕に、「描いて!」というありがたい申し出がありました。
なんと新地(東京で言えば銀座かな)の某クラブの歌姫です。

「描いたら、ブログで全世界に公表するけどいい?」
「いいわよ」


と言うわけで、酔っ払ったペンで華麗な衣装の歌姫のクロッキーとなりました。


数分間おしゃべりを我慢し、モデル苦行に耐えた見返りはそれなりにあったようで、本人もとても気に入ったようです。


店のママもたいそうほめてくれましたが、もちろんお勘定の割引はありませんでした。

2007年10月14日日曜日

西本願寺 唐門

西本願寺の誇る国宝のひとつ、唐門です。
安土桃山時代の遺構で昭和53年からの改修で色彩も当時の状態に復元されたとか。

屋根の曲線は軽快なのに、全体の雰囲気は重厚感があります。
黒漆塗りの壁と黄金の化粧金物、鮮やかな水色が目を引く濃密な彫刻群。
作った人たちのエネルギーに圧倒されました。・・・さすが国宝。

この唐門は、裏道に面しており、出入はなくいつも閉ざされています。そのため、こんなすばらしい建物であるにもかかわらず、訪れる人もほとんどいません。
この静かなたたずまいを大切に保存してくれた、西本願寺に感謝。

2007年10月8日月曜日

京都 西本願寺御影堂門


西本願寺と東本願寺。
ガイドブックによれば、文化財という観点では東本願寺に軍配があがるそうです。
前回描いた西本願寺勅使門と同じように境内から「御影堂門」を見返した姿を描こうとしましたが、仮設の休憩所や案内所があって絵になりません。
それではと言うわけで、堀川通り正面から描こうとしたら、無粋な巨大な鉄骨看板がすぐ脇に門よりも目立つ装いで建っています。
しょうがないので、結局看板の反対側から、この構図を探しだしました。当然鉄骨看板は省略です。
門そのものは、屋根のデザインも、彫刻も立派で文句ありません。ただ美しいものを美しく見せるという姿勢では、どうやら東本願寺に負けたようです。