2008年5月18日日曜日

異人館の町並み

僕のスケッチは、普段の仕事のせいか、どうしても建物の絵が多くなります。
海外なら中世の町並みがそのまま残っていたりするので、題材には苦労しないのでしょうが、日本の場合、残念ながら古い建物はどんどん壊されて、ビルの谷間にぽつんと一軒だけ残っていたりします。
それでも住んでいた人が有名だと観光対象にはなりますが、絵を描こうと思うと、周囲から浮いてしまって、構図になりません。取り残された家はもはや町としてのイメージを伝えてくれないのです。

でも、この神戸の異人館通りは坂道に沿って洋館(ベンの家と英国館)が並んで建っていて、なかなか趣があります。
白い壁、緑色に塗られた窓枠、レンガ、赤い屋根・・・絵の具を塗っているとずいぶん「きれい」な絵になってしまいました。
でもこれこそ「街のイメージ」にちがいありません。

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