御存知、三十三間堂です。
建築も、ずらっと並ぶ仏像も、通し矢の逸話もすばらしいのですが、その魅力を絵にするとなると意外と難しい・・・・。
というのはあまりにも横長すぎて、その迫力を描くには画面が狭すぎるのです。何度も周囲を歩いた挙句、やっと気に入ったアングルを発見して、スケッチを始めました。
ところが、有名すぎる観光地の宿命でしょうか。修学旅行生がやって来てなんと僕の目の前で点呼を取り始めました。
うるさい・・・と言いたいところをぐっと我慢してスケッチを続けていると今度は、いかにも手馴れた修学旅行専任カメラマンがやってきて、「はいこっち見て・・・・」と騒がしく、目の前で集団記念撮影。
堪忍してくれ・・・・・と、いにしえのロマンに思いを馳せることもできず、欲求不満で寺を出ました。
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