「日本建築史」の教科書を紐解くと、以下のような記述があります。
寺院建築には日本独特の優美な「和様」、大陸的で豪快な「大仏様」、同じく大陸的ではあるけれどちょっと繊細で女性的な「禅宗様」という3つの流れがあり、それらを混ぜ合わせたものを「折衷様」と呼ぶ
そしてこの本堂(1937年建立)は「折衷様」の代表的な建物とされており、「国宝」たる所以もここにあります。
しかし細かな理屈はさておき、屋根は中国の寺院ほど反り返っておらず、かといって屋根の勾配はきつく、そびえ立つイメージは「優美な」日本の寺とも少し違うような・・・・僕にとっての「折衷様」はこれで十分・・・とにかく「格好いい」建物でした。