大都会「東京」にもまだ「江戸」の面影を残す場所があります。
この不忍池もそのひとつ。
僕の好きな小説「御宿かわせみ」や「鬼平犯科帳」では幾度となく「不忍池の弁天堂で・・・」と、登場人物たちがここを舞台に秘密を語ります。
当時の地図を見ると弁天堂は現在のようにボート池への通過点ではありません。
お堂へは、お参りのための橋が一本のみ。
まさに想いをこめる池の中心でした。
お堂は建て替えられ昔の姿ではありませんが、今も残る一面の蓮に取り囲まれるその存在感は十分に過去の物語を僕に思い起こさせてくれます。
0 件のコメント:
コメントを投稿