2012年6月17日日曜日

30年の時を経て

さて30年前に山の辺の道を訪れたとき、もう一枚スケッチを描いたのがこれ。(紙が黄ばんでいるのがわかりますか?)
やはり、寺の名も場所も忘れてしまっていたのですが、先週描いた地蔵さんのすぐ近くでこの風景を見つけました。
寺の名前は「念佛寺」。
どうやら、この寺の墓地の入り口を守るのがあの六地蔵だったようです。
先週は30年の時をはさんだ「新旧のスケッチ」を載せたのですが、今回は「旧」のみ。

なぜかと言うと、現在このお堂の左側にいわゆる「社務所」なのでしょうか・・・街中でよく見かけるごく普通の2階建てプレハブ住宅がくっついて建っているからです。
その姿を想像していただければ、僕が「新」スケッチをする気が無くなったことを理解していただけるでしょう。

山の辺の道は今、世界最古の道として「世界遺産」に登録しようという動きがあるとか・・・・。
そんな人たちの熱意が、この場所の風景を守ってくれることを祈ります。