山の辺の道は十分に堪能したはずなのですが、30年前にスケッチしたあの場所は結局見つかりませんでした。
同じ場所に何度も行くのも芸が無いと思いつつ、結局その「謎」を解きたくなって2週間後、再度山の辺の道にチャレンジしました。
前回の道程を振り返ると、桜井から桧原神社、萱生町環濠集落から竹之内環濠集落まではすでに歩いたので、残るは天理から竹之内環濠集落までか、萱生町環濠集落から桧原神社までの間ということになります。
完璧を期すため、今度は天理から桜井に向かって歩くことにしました。
最初の目印は天理教の本殿。
壮大な木造建築で、思わずスケッチしたくなりましたが、今日はあの場所を探すのが第一の目的なので、通過して先を急ぐことに。
駅から1時間弱で「石上神宮」に到着。
読み方は「いそのかみじんぐう」。
奈良時代以前で「神宮」と呼ばれるのは伊勢神宮とここだけという由緒ある宮です。
国宝の拝殿よりも、森の奥深く佇むこの楼門の姿が美しく、いかにも大和の国を連想させるのでこちらをスケッチしました。
けたたましく鳴く鶏の声が印象的でした。
さて、先を急ぎましょう。あの地蔵さんはまだ現れません。
0 件のコメント:
コメントを投稿