暖かいコーヒーでささやかな暖を採ったあと、急ぎ足で景福宮へ戻ります。
朝一番に見た正面の門は「光化門」。
その奥にあるのがこの「興礼門」。
なかなかかっこの良い建物だったのでさっそくスケッチ。
この調子で王宮内をスケッチしようと目論みましたが、あえなく挫折。
というのは、この門をくぐるとさらに門があり、行けども行けども、宮殿はさらにその奥に延々と広がっているようなのです。
いちいち立ち止まってスケッチしていては今日中にとても廻りきれません。
こうして気は焦るものの、見慣れない建物のディテールがとても新鮮で、歩みはのろく、気がつけば時刻はもう午後3時。
太陽の光も、冷たい空気も今日の残り時間が乏しいと催促しています。
とうとう、後ろ髪を引かれながらも、次のターゲットに向かったのでした。
※ところで調べてみるとこの王宮の面積は42万㎡。京都御所の実に4倍です。
この広大な敷地を常時観光客に開放しているにもかかわらず、内部はどこにもゴミひとつ無く、建物は常に修復、改修されているよう。歴史的な建造物に対する意識は相当強そうです。
韓国のオリンピック選手が見せる強固な「国家」意識は、こんなところにも現れているのかもしれません。