アルノ川にかかる一番有名な橋「ポンテ・ヴェッキオ」。
みやげ物の店が張り付いているためか、観光客がひしめいていますが、橋としての気品はお隣の「サンタ・トリニタ橋」のほうが上。
その事実を証明しようと、スケッチブックを取り出しましたが、あいにく日差しを避ける影はなし。
しかも強烈な夕陽が正面から、水平に僕の目を射抜きます。
帽子などまったく役に立たず、あまりのまぶしさにこの日は退散することに。
翌日の早朝。
今度は朝陽のサンタ・トリニタ橋にチャレンジです。
朝の光に白い熱波はありません。
すがすがしい直射日光は空の青を奪って、建物をオレンジ色に染め、水面を金色に照らします。
この美しい光景を目に焼付け、昼一番の列車でベニスへ。