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2013年11月17日日曜日

サンタ・トリニタ橋


アルノ川にかかる一番有名な橋「ポンテ・ヴェッキオ」。
みやげ物の店が張り付いているためか、観光客がひしめいていますが、橋としての気品はお隣の「サンタ・トリニタ橋」のほうが上。
その事実を証明しようと、スケッチブックを取り出しましたが、あいにく日差しを避ける影はなし。
しかも強烈な夕陽が正面から、水平に僕の目を射抜きます。
帽子などまったく役に立たず、あまりのまぶしさにこの日は退散することに。

翌日の早朝。
今度は朝陽のサンタ・トリニタ橋にチャレンジです。
朝の光に白い熱波はありません。
すがすがしい直射日光は空の青を奪って、建物をオレンジ色に染め、水面を金色に照らします。

この美しい光景を目に焼付け、昼一番の列車でベニスへ。

2013年11月4日月曜日

ヴェッキオ宮

真夏のローマとフィレンツェを歩くと感じます。
なんて空が青いんだ!
日本の夏のようにやや白んだ水色の空ではありません。
コバルトブルーの絵の具を空一面にぶちまけたように「青い」のです。

灼熱の太陽は褐色のはずのヴェッキオ宮を白く照らし、青空は深く、濃く、鮮やかに輝きます。
Cafeのテントの隙間から偶然、見上げたこの構図。
フィレンツェの夏を教えてくれました。

2013年10月27日日曜日

花の都 フィレンツェ


狭い路地から仰ぎ見るドゥオモの「鐘楼」はいわば、道に迷った旅人の「救い」のシンボル。
そしてブルネレスキが設計したという有名な「クーポラ」はまさにルネサンスが開花した「花の都フィレンツェ」のシンボルそのもの。

でその全体像を描くには、巨大すぎて、スケッチブックにおさまりません。この町の街路は狭すぎるようです。
そこで美しい「クーポラ」を描くために、ヴェッキオ橋を渡ってピッティ宮へ、さらに裏庭というにはあまりに広大なボーボリ公園へ。
見晴らしのよいところを求めて、歩くこと1時間、あの丘に上れば・・・という僕の予感は見事に的中。
ご覧のように、左からドゥオモの鐘楼、クーポラの全景はもちろん、ヴェッキオ宮とサンタ・クローチェ教会の塔も見えます。いわばフィレンツェの役者が勢ぞろいといったところ。

舞台の背景は広大な青い空。
ゆっくりと流れる白い雲は時を忘れさせる不思議な小道具でしょうか。
何百年も変わらぬ光景。
夢中でペンを走らせていた僕と同じ場所で
同じ光景を描いていたルネサンスの芸術家がきっといたに違いありません。