ローテンブルクの中心はこのマルクト広場。この日も学生達のコンサートで賑わっていました。演奏が終って人がいなくなると気になるのが広場の建物。急こう配の屋根はこの町の特徴ですが、通常は狭い路地をはさんで建っているので、このように5軒の建築のファサードデザインが同時に視界に入ることはありません。
よく見ると屋根の形、外壁の色、窓周りのディテールなどどれもが特徴的で、まるで個性を競いあっているかのようです。それが広場を意識した所有者の自己顕示欲のせいなのか、町の住民たちのサービス精神のなせる業なのかはわかりません。でもこんな工夫の一つ一つにこの町の人気の秘密がある気がしてなりません。