このブログを見た人から色々なご意見をいただいています。
「昔話ばっかりで、新しいのはないの?」というご要望にお応えして、今年の絵(2007/3/31)を載せることにしました。
この日は、暖かく、家にいるのはもったいなくて、久しぶりに絵を描こうと思い、出かけることにしました。
少しけだるい、かすんだ明るさには、農村こそがふさわしいと思ったものの、ここは神戸の街の中。
そんなに都合よく農村があるはずもありません。
ところが、案外手軽に農村と民家が見られる場所があったのです。それは大阪緑地公園の「日本民家集落博物館」。 ここの良いところは、「民家だけ移設しました」というのではなく、周りの環境を含めて全部再現していることです。だから描いていてほとんど違和感がありません。
いくつかあった民家からこれを選んだのは、枯れ草色の茅葺き屋根に芽吹いている黄緑色の雑草がとても鮮やかだったからです。
そして背景には咲き始めた桜の花びらがふんわりと浮かび、このあたりを包む空気全体をのどかな「春色」にしています。
これが今年の僕の「春の色」です。皆さんの「春の色」はどんな色ですか?