2008年1月20日日曜日

彦根城

2007年は築城400年祭ということもあり、子供の頃(いつだったか忘れました)以来、久しぶりに彦根城を訪れました。
「お城」と言うとたいていの地方都市の観光名所であり、世俗的なお国自慢の象徴であるため、芸術的にはいまいちであることが多いようですが、この彦根城はれっきとした国宝(特に「花頭窓」が有名)です。
城下町からいくつもの門を通り抜け、やっと天守閣に到着です。子供の頃はずいぶん大きく感じたのですが、今見ると案外小さく、親しみやすい風貌(?)でした。


僕が「お城」を描こうと思うのは国宝だからではなく、まして観光名所であるからではありません。
そこに何となく、歴史のロマンを感じるからです。
以前に描いた岐阜城には斉藤道三や織田信長が、この彦根城には 徳川四天王の一人「井伊 直政」や幕末の「井伊直弼」の人生が重なります。
社寺建築にはない「人のドラマ」・・・それが「お城」の魅力です。

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