クロッキーとは何のことかご存知ですか?
細かな定義は別として、通常はヌードモデルを素早く、シンプルな線で描くことで、美術系の学校では必須となる基礎練習です。
先日、同じ設計仲間と飲んでいるときに、ふと大学時代、初めてクロッキーをしたときの感動に話がおよびました。そう、大学の建築学科は工学部のくせに、「ヌードクロッキー」がカリキュラムにあるのです。
うぶで純粋な19歳の若者にとって、目の前にあるものは驚きでしかありません。わけもわからず、クロッキー帳に向かって鉛筆を走らせたことを覚えています。
通常は20分ポーズから始まります。
時間は徐々に短くなります。
座るポーズ 。
横になったポーズ。案外難しいのです。
そして最後は1分ポーズで終わります。線を引きなおす時間は無いので、一発勝負です。でもこの緊張感がなかなか心地よいのです。
えっ、うぶな若者の割には線に迷いがないって?・・・・残念ながら、さすがに初めて描いた時のクロッキーは残っていません。これはかなり慣れてきた、大学の3年生くらいの頃でしょうか。
それでも僕にとっては懐かしい青春時代のひとコマです。
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