2008年9月14日日曜日

江戸の民家

前回触れた「生活感」をもっとも直接的に表しているのは「民家」でしょう。「江戸東京建物園」にもいくつかの民家が保存されており、これはそのうちのひとつ、江戸時代の農家「吉野家」です。

ここでは、木々の間からその生活感を垣間見ることができます。
縁側ではおばあさんが縫い物をしているし、部屋の奥では囲炉裏に火がついているようで、その煙が屋根から立ち上っています。
農家独特の懐かしい、少し湿った農作物の匂いと乾いた土の匂い・・・。

保存されているのは建物だけではありません。まるで江戸時代にタイムスリップしかのような、のどかな農村の午後の情景そのものでした。

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