今年は桜の絵を一枚も描きませんでした。
というのは4月のこの日、「田渕俊夫展」の智積院襖絵「春」を見てしまったからです。
白と黒しかない水墨画で「桜」を描きる技と感性には完全に脱帽です。もはやため息しか出ませんでした。
帰りの鴨川沿いの桜は満開でしたが、プロの技を見た後では、桜を描く勇気が出ず、歩いて建仁寺まで来てしまいました。
このお寺には桜はほとんどありません。その代わり美しい苔と松、そしてこの望闕楼(ぼうけつろう)が見事です。
春の魅力は桜だけではない・・・悔しまぎれに描いたスケッチです。
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