
設計者は以前に紹介した「神戸郵船ビル」の設計者と同じ曾禰達蔵 。アーチや柱の凝ったデザインは同じ作者であることを感じさせます。この建物が出来たのは明治33年。あの兵庫県公館が明治35年ですから、これが神戸で最も古い近代建築と言うことになります。
周りは現代的な高層建築ばかり。ビルの谷間にあって、狭いはずの空にここだけぽっかりと青空が広がります。そしてふりそそぐ直射日光が作り出す様々な装飾の陰影がこの建物が刻んだ時間をいっそう強調してくれます。109年の歴史・・・ここまで生き抜いた建物はそれだけで十分、今の時代でも「エコ」と言えるのではないでしょうか?
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