北野天満宮の帰り、すぐ近くの平野神社に寄りました。
実は、規模も小さく、本殿は奥に隠れてきっと見えないだろうし、たぶん絵にはならないだろう・・・と半分あきらめつつ、足を運んだのです。
ところが正面に立ってびっくり。
塀に遮られているので、建物の下半分はどうなっているかわかりません。でも面白いのはその上。
中央の門に対して左右対称に2棟づつセットになった4つの破風が並んでいます。
そして神社建築のシンボルでもあるいくつもの「千木」が鎮守の森を背景に、空に向かってリズミカルに交差する様が、独特の面白さを生み出しています。
家に帰って早速調べてみました。
伝統的な妻入の本殿に庇をつけたものが「春日造」、そしてこの平野神社のように、2棟ずつ4殿を連結したものを「比翼春日造」と呼ぶそうです。
神社と寺院のデザインが混ざり合っていく過程で誕生したとても珍しい形式だそうです。
実に勉強になりますね。
この歳になってもまだまだ学ぶことは多いようです。
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