2010年8月8日日曜日

同志社クラーク記念館

良い建物なのに、一般の人が見ようとすると、写真はもちろんスケッチもだめという施設が増えてきました。(特に京都の有名なお寺ほどその傾向が強いとか・・・)
そんな中、同志社は重要文化財の建築が多いにもかかわらず、一般の人も自由に入って見ることができます。(もちろんスケッチしていて、入場料を要求されたり、とがめられたりすることはありません)
自由な精神を愛した新島襄の心意気に「感謝!」です。

さてこのクラーク記念館は明治26年竣工。設計はR・ゼールです。
この日、どこかのカルチャーセンターの風景画教室があったようで、何人もの「熟年受講生」達がスケッチブックを片手に構内で奮闘していました。
近くに陣取って、スケッチする僕が気になったのでしょうか、30分ほどで線描きを終えた頃、声をかけてくれました。
「もう終わったの?早いですね!」・・・と。
思わぬ問いかけに「はい、いえ・・・、ありがとうございます・・・」
ちょっと言葉に詰まったものの、日曜画家達のコミュニケーションに暖かいものを感じました。
昨今、色々と不安視される老人大国日本の社会も捨てたものではありません。
そのためにも「建物スケッチくらい自由にさせろ!」と言いたいのですが・・・。

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