2016年7月2日土曜日

母と子



今までこのブログで紹介したように、僕の風景画は建物の持つ迫力をダイナミックに表現するため、下書きにペンを使用しています。そして水彩を重ねることによって明暗と素材感を出すという手法をとっています。 
 一方人物画は人の持つ柔らかな線と陰影をより繊細に表現したいと思い、ペンではなく大部分を鉛筆に頼っています。
 でもペンで一気に形を取り、さっと色を塗るのも捨てたものではありません。特にやんちゃな子供をモデルにする時などは、最適な手法です。この子供が我慢してくれたのは15分だけでした。