2007年12月2日日曜日

東寺 講堂と金堂


東寺には文化的に見るべき建物がたくさんあります。
せっかく来たので出来るだけたくさんスケッチをしたいと思ったのですが、五重塔、大師堂と描いたところで、かなり陽が落ちてきました。閉門までそれほど時間がありません。


そこで、手っ取り早く講堂(重文)と金堂(国宝)を一度に描くことにしました。手前が講堂、奥が金堂です。
重文と国宝をまとめて描くなんて、「取材」ならば、「いいかげん!」としかられそうですが、スケッチは構図が面白ければ、それで十分です。

ひとつひとつは重厚な屋根も二棟分連なると、そこにダイナミックで華麗なリズムが生まれます。
しかも時刻は夕暮れ。お寺の屋根と参道を夕陽が照らし始めると、ここはまさに日本の風景そのものです。

描き終えると、ちょうど閉門。
一日の終わりを描きとめた充実感を胸に、帰途につきました。