僕の故郷である岐阜に地元ではちょっと有名な「梅林公園」があります。
訳あって、実に三十数年ぶりに訪れました。
記憶に残っているのは「とても大きかった」こと、「写生大会で絵を描いた」ことです。もちろん梅が「美しかった」などという大人びた想い出はありません。
あの時絵を描いた場所を探そうと、歩いてみると広いはずの公園は意外と狭く、お目当ての場所はあっさりと見つかりました。
記憶が教える目印は池と橋。三十数年の時を経ても変わらぬ見事な造形・・・・と期待しましたが、残念ながら今眺めると、どちらも人工的でわざとらしく、それほど魅力は感じません。
僕が成長したのか、はたまた子供の頃の純粋さを失ってしまったのか?
しかし、昔は気づかなかったこの公園の魅力に気づきました。
それはもちろん「梅林」そのもの。
桃色に染まる視界はどこまでも幻想的です。
昔と今。夢と現実。梅の花が全てを包み込んでしまったようです。
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