2007年3月20日火曜日

歴史の街 近江八幡



2005年秋、近江八幡のスケッチです。
前の晩、一泊旅行で大学の建築学科の同窓会があり、仲間と別れた後、スケッチをするために、ここへ直行しました。
有名な観光地ですが、僕にとっては池波正太郎の小説(剣客商売)のTVロケ地であることのほうが重要です。
僕が彼の作品を好きなのは、とにかく人を描くその眼差しが暖かいことです。江戸の人々の日常がこの近江八幡の風景に見事に重なり、スケッチをしていてとても幸せな気分になりました。
そして翌日の新聞を見ると、この「近江八幡の水郷」が国指定の「重要文化的景観」第一号に選定された記事が載っていました。僕の文化を見る目の確かさが証明されというわけです。