この日本銀行を設計したのは、言わずと知れた辰野金吾。いかにも重厚なそれらしい建物・・・石積みの外壁はグレーに沈み、空は今にも雨が降りだしそうな、灰色の雲に覆われています。
いつもなら、シックで威厳ある外観に思いを寄せるところです。
ただ、ここは銀杏並木で有名な御堂筋。まさにこの季節、鮮やかな黄色のアクセサリーが華やかに建物の両袖を飾ってくれます。
そして葉が散る頃、今度は眩いイルミネーションがこの通りを照らします。
時の流れは設計者の知らぬうちに、街と建築に新たな魅力をもたらすようです。
水彩画が好きな人のサイトです。あなたは漫然と絵を描いていませんか。旅先で描く風景画、魅力的な人物画などプロのテクニックを教えます。美緑空間は下記のサイトに移動しました。 https://miryoku-yoshine.com/
神戸市の西端、明石市の北10キロあたりに、少し前から開発された「西神ニュータウン」という新興住宅地があります。
建築学的に言うと近江八幡で一番に見るべきものは、このブログでも何度か登場した「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている新町通り商家の町並みでしょう。
このちょっと風変わりなビルは以前に紹介した神戸税関の南、旧市立生糸検査所(左側の建物)の隣にあります。
以前、「北浜レトロビル」という明治から現代までビルの谷間で生き抜いた小さなつわもの建築を紹介しました。
神戸の 海岸通りにある近代建築はこのブログでほとんど紹介してしまったのですが、唯一残っていたのがこの「神港ビル」です。
ウィキペディアによれば、明治末期から昭和初期にかけて「阪神間モダニズム」という活発な芸術運動があったそうです。その主要な舞台である神戸市灘区では当時の資産を「灘百選」という冊子にまとめているほどです。
「わがまち加古川50選」によれば、「あかがね御殿」を建てたのは多木化学の創業者多木久米次郎氏だそうです。
「人」と「建築」をテーマとするこのブログの性格上、どうしても、いわゆる「重要文化財」の類を取り上げることが多くなります。
良い建物なのに、一般の人が見ようとすると、写真はもちろんスケッチもだめという施設が増えてきました。(特に京都の有名なお寺ほどその傾向が強いとか・・・)
疲れました・・・。
あじさいは神戸市の花。
「日本丸」と言う帆船をご存知でしょうか?
洲本城の急な山道を下り、街中へ。
平城の昔を偲ぶ・・・奈良は今、遷都1300年祭で賑わっています。
東京駅丸の内北口から皇居に向かって5分ほど歩くと、交差点の角にこの「東京銀行協会」があります。2階建ての煉瓦造で竣工は大正5年です。
久しぶりに芦屋川を訪れました。
戦時中の空襲のため、阪神間の古い寺院はすべて焼け落ち、残っていないと思っていました。
京都が東京に首都の座を奪われた頃、京の威信を賭けて行った大事業がありました。
港町神戸の歴史は、徳川幕府最後の年(1868年)、兵庫開港と同時に始まると言って過言ではありません。
神戸の「海岸通り」は近代建築の宝庫です。
先週に引き続き神戸の街を歩きます。
中華街と言えば横浜が有名ですが、神戸にも南京町(なんきんまち)と呼ばれる中華街があります。
僕のいつもの散歩コースである石屋川を南に下り阪神電車を越えたところで西へ約10分ほど歩くとこの「甲南漬資料館」があります。
寒い日が続き、なかなかスケッチに出られません。
先日、気になる記事を見つけました。芸術新潮1月号の「私が選ぶ日本遺産」です。
15年前の今日、早朝5時46分、あの阪神大地震がありました。
「似ている」とは同時に(暗に)両者の優劣をつけることでもあります。